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美味しいもの、美容、ファッションときどき古典。

学参探訪

笹森義通『古文の解き方が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)

古文を読み解くためには様々なコツがあります。しかし、どんなコツにも増して重要なのは、実は古文常識を含む背景知識なのではないかと私は思っています。この背景知識の中には、いわゆる文学史の知識も含まれます。文学史の知識というと、作者は誰かだとか…

しっかり、きちんと古文読解を学べる好著です。仲光雄『体系古文』教学社

ある程度古文の基礎は固まった(何をもってそう言えるのかは難しいけれども)、では、読解の練習をもっと積み上げたいが、どんな問題集が良いのだろう……。という方に、おすすめしたいのが『体系古文』です。 古文読解の問題集、どれをお薦めするべきかいつも…

伊田 裕 『入試によく出る 古文の徹底演習』(河合出版)

入試によく出るから、頻出だから、重要なのではなく、重要だから、重要な何かを含むから入試でもよく出るし、頻出になるのだ。だからこそ、頻出出典、頻出の文章というのは何度も何度も味わって、咀嚼し、自分の血肉とすることが効果の高い学習となり得るの…

山下幸穂『基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル』(旺文社)

古文の読解に関する参考書で、これという一冊を挙げるのはなかなか難しいことです。まず、読解に関するコツを紹介してくれている類の本がいくつかあるのですが、そもそもそのコツが怪しげなものであったりしますし、有益なものであったとしても演習量が少な…

二宮 加美、岩名 紀彦『日々古文常識-入試問題を解くための27のテーマ』(駿台文庫)

古文学習において大切な要素としては、 ①古文文法 ➁古文単語 ③古文常識 ④文学史 ⑤読解のコツ、読解への慣れ の5つをいつも挙げています。①と➁は多くの受験生が意識して学んでいるのですが、③古文常識は疎かにされがちです。しかしながら、古文を学ぶことの意…

原安宏『文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード』(Z会)

漢文の推薦書をひとつだけ挙げて欲しいと言われたら、必ずこれを挙げるという一冊です。『文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード』(Z会) 基本的な句形もちろん、頻出の字、慣用表現まで網羅しており、これだけおさえれば十分という内容です。通読するのはもちろ…

学参探訪2 望月光『望月光の古文教室 古文読解編』(超基礎がため 教室シリーズ)旺文社2019年

非常に優れた古文学習の指南書 タイトルからは、古文読解の練習問題があったり、古文読解のテクニックのようなものを紹介する古文読解系参考書という位置づけの一冊に思われるかもしれませんが、これは古文の勉強をこれからどのように進めていくかをまとめた…

学参探訪1 栗原隆『栗原の古文単語教室』(東進ブックス、2019年12月)

良心的な書だが、いわゆる単語「帳」ではない 『栗原の古文単語教室』は、非常に優れた内容です。語彙意味論をしっかりと踏まえた学参で、ゴロ合わせや無理なこじつけで単語を丸暗記しようと考える要素は一切ありません。はしがきや所々に少しばかり専門用語…